2月末に産まれたムスコ。
日本の出生届は2週間、韓国は1ヶ月までに提出しなければならない。
日本の出生届は期間内に提出し、小さいながらも無事、日本国民になることができた。
問題は韓国。
横浜まで平日に行くのは非常に困難なのだ。
当時、ヲットは出張が重なりほとんど家にいなかったし、私はもちろん1人でなんて出歩けない。
かといって、生後間もない赤子を電車に乗せて横浜まで行くなんて無理もいいところ。
周りの話を聞くと、在外国民に対しては出生届の期間もゆるいらしく、1ヶ月過ぎても特に罰金を取られたりしないそうな。
そこで、早速、韓国大使館に電話して聞いてみた。
すると、在外国民の届け出は3ヶ月までの期間を設けているそうな。
なんだ、まだまだ余裕があるじゃないか。
・・・・・・などと、思っていたあの頃。(遠い目)
気がつけば、5ヶ月を過ぎていたムスコ。
大きくなったなぁ・・・・などと思っている場合ではなく、確実に届け出期間を過ぎている。
焦って再び大使館に電話すると、「いつでもいいですよ。来られる時に来てください。」という、ゆる~い返事。
ありがたい。さすが韓国。
やっぱり韓国。融通がきく。
さて、先日。ヲットがお休みだったので、車でささっと横浜まで行くことに。
が、しかし。急に思い立って行ったので、母子手帳を忘れてしまった。
出生時の体重と時間を覚えていれば必要ないのだけれど、ダメ母なので記憶のかなたへ。
辛うじて体重は覚えていたのだけれど、時間はどうしても思い出せない。
受付のお姉さんに「適当でもいいんですよね?(だって、韓国だもん←心の声)」と聞くと、「いえ、ここは正確に書いてください。」と云ふ。
ええー。韓国なのに、適当でもいいじゃないよ。ぶぅ。
「適当だと何か問題がありますか?」などと、日本の官庁では絶対に口にしない言葉も韓国ならすらっと出てきてしまう私たち。
お姉さん曰く、「子供が大きくなった時に、登録しているものと違っていたら混乱しますから・・・」と。
いや、混乱て。そもそも、そんなの必要になることがあるかね。
「なんだ。じゃあ、いいです。うちの子は混乱しませんから。」と、何を根拠にか、きっぱり言い切った私たち。
休みの日しか来られないし、だいいちもう一度来るなんて面倒くさい。←ダメ親
が、しかし、正確な情報でなければ受け付けられないと譲らないお姉さん。
そもそも、母子手帳を見ない限り、正確かどうかなんて分からない情報じゃないか!プンスカ
すると、お姉さん、「じゃあ、お宅に帰ったら電話ください。私が書類に書き込んでおきますから」と一言。
お礼を言い、大使館を後にしたのだけれど、冷静に考えてみたらすごいことだ。
届け出書類を事務のお姉さんが記入するなんて。
しかも訂正印なし。
ゆるい。ゆるすぎるぜ、韓国。
でも、やっぱり韓国。こういう韓国のゆるさを愛してやまないワタクシ。
かくして無事、韓国国民にもなったムスコ。めでたし、めでたし。