義姉から封書が届いた。
実家近くに住む兄一家とはとても仲が良く、家族全員とLINEのやりとりを頻繁にしている。
何かを送ってくれた時には、まずLINEでその旨を伝えてくれるのだけれど、今回は突然の封書。
ここ最近はLINEでのやり取りが多いので、封書と言えば父が亡くなった時に諸々の手続きのやり取りをしたときぐらい。
何だろう?
開いてみると、手紙とリフレッシュシールが入っていた。
マスクに貼り付けて使う物で、ミントなどのオイルから清涼感を感じられるという、アレだ。
以前、小池東京都知事がつけているのを見て、何だろう?と思っていたところ。
手紙にはこう書かれていた。
そっちにももちろんあると思うけど、こっちよりも何かと制限のある生活をしてると思うので。
前々から送ろうと思っていたのに、すっかり遅くなってしまいました。
そうなのだ。
実家で買えるものは、もれなくこちらでも買えるのだ。
でも、そういうことじゃない。
リフレッシュシールを手にとったときに、送ろうと私を思い出してくれて、私の分も買ってくれたことが嬉しい。
義姉はそういう気遣いができる人なのだ。
義姉を見ていて時々思う。
私には兄しかいないけど、姉がいたら、こんなふうにこれまでの人生を過ごしていたのだろうか。
一方の義姉はひとりっ子。
もし、妹がいたら、こんなふうにこれまでの人生を過ごしていたのだろうかと思ってくれているだろうか。
この先、順番から行くと8歳離れた兄は先に逝ってしまうだろう。
兄という血のつながりがなくなっても、義姉とはきっと今と変わらない関係が続くと思う。
こんなふうに気遣いのできる人になりたいと改めて思った。